【TED】ご自身が自閉症である動物学者、テンプル・グランディンさんの講演視聴!

●私が思うこと,参考になった本・映画・テレビ番組等

私が思うこと 凸凹家族のひとりごと。

こんばんは☆lenoreです。

今日は以前Twitterで知って気になっていた方、

ご自身が自閉症である動物学者テンプル・グランディンさんのTEDを視聴した感想について書こうと思います!

すごく難しかったんですが、とてもためになる講演でした✨

多・速・飛! でも一生懸命聞くとすごく分かりやすい

↑テンプル・グランディンさんのTED講演 『世界はあらゆる頭脳を必要としている』 (TED 公式サイトより)

※うまく表示されない場合は こちら からどうぞ☆

 

テンプルさんの講演を見ながらまず思ったこと。

それは「テンプルさんのワード数多っ!!話し方速っ!!そして話が行ったり来たり!!」ということでした😂😅

 

TEDとは様々な分野の方を招いて講演を行うプログラム(説明ざっくり笑)で、過去にいくつか他の方のものを視聴したことがありますが、自分的には見るのに一番集中した講演だった気がします💦

とにかくスピードが速くて。

でも、猛スピード & ところどころ話が飛ぶにも関わらず、一文一文は非常にまとまっていたので、「話し出す瞬間に既に頭の中で言葉や一文が一言一句出来上がっているみたいだな😲とも感じました。

娘のことで共感

まず、娘とすごく似てるなと思ったのは 『それはそれ・これはこれ』な部分です。

 

「馬に乗っている人と地面に立っている人。同じ“人”という存在でも、馬からすると&テンプルさんからしても、全く別物だ」という話の中で、

●乗り手に虐待された馬がいるとします。この馬は獣医や蹄鉄工を恐れることはしませんが、乗馬はさせないでしょう。
●蹄鉄工に虐待された馬がいるとします。その馬は地面に落ちているものや獣医を恐れるようになりますが、乗ることはできるでしょう。

とテンプルさんはおっしゃっていました。

 

この同じ存在のものでも属するところが違う=自分の中での分類に違いがある】という感覚。

問題発生した時に「人か設備か…これは一体どこに悩めばいい問題?」と明確に判別出来る・違いが分かるというとても良い点があるそうなんですが

「他の人から見るとパッと見同じ感じなのに、その人的には違う」という意味では、娘にたまに現れる“こだわり・感覚の違い”にも近いものがあるのではないかなと感じました。

 

娘の今までを思い返してみると…

●「スコップで砂をすくうのと、スプーンでご飯をすくうの。端から見るとほぼ同じ動きに見えるけど、娘の中では何か違うんだよなぁ…きっと😵」(娘がまだ食事のほとんどを手づかみで食べていた2~3歳のころ)

●「バイバイって手を振られて、振り返す。端から見ると“いつも見てる鏡と一緒だよ!そのまんま同じことするだけどよ!”って思うけど、娘の中では何かが違うんだよなぁ…きっと😵💦」(人の真似をするというのが今よりももっと難しかったころ)

●「好きなところからお米を食べるのと、一粒も崩さず必ず右端から食べるの。端から見ると“結局胃の中入ったら一緒だよ!”って思うけど、娘の中では何かが違うんだよなぁ…きっと😵😭」(“盛られたご飯の山をなるべく崩さずに右端から食べていきたいというこだわり”が大発動のころ)

こんな風に、たくさんのれはそれ・これはこれ』=娘の中での明確な違い・ある種のこだわりがあった気がします😮

 

でもその「細かい違いがわかる」のはとても大事なことですし、いい方向に活かすことが出来れば、本人も無理せず・タイプ的にも合っている仕事を見つけられるのかもしれないと、なるべく前向きに考えています🤔✨

私自身のことでも共感

テンプルさんの講演。娘のことだけでなく、私自身のことでも共感できるところがありました。

一番共感したのは「何かを想像した時にGoogle画像検索のように次々とイメージが出てくる」というテンプルさんの考え方です。

全部が全部ではないんですが、私もかなり画面・画像・写真・動画のようにものごとをとらえる人なんですよね…📷

 

今まで生きてきた中でそれが特に発揮されてたなと思うのは、接客業をしていた時かなと思います。

お客様のお名前
どんなお仕事
どのあたりから来られている方か
何の用事で来た時にたまたま寄ってくださったか
どんな服やカバンが好きか
前回来られた時どんなことをお話したか…

など、その方に関することを、頭の中で一連の動画・もしくは一瞬一瞬の写真の連なりのようにして覚え&思い出すのが得意だったんです

「前◯◯っておっしゃってましたもんね」「あなたよく覚えてるね~😊」と可愛がってくださった方もいらして、とてもありがたかったです。

 

自分の中でこの感覚を例えると「昔のiPod touchのアルバム表示の様に、円状の記憶の“書庫”の中からその人との記憶(画像・動画)がサッと手前に出てくる」という感じだったので、「Google検索…その言い方もあったか!」という気分になりました😳✨

 

あと…場所や道路の記憶も、国道◯◯号線などの道の名前ではなくて車窓から見える画像や動画のような感じで覚えることが多いかもしれません

私は「◯◯屋さんがあるあの通り」という言い方↔夫は「◯◯号線の西側」という言い方なので、目的地までの経路をすり合わせるまでに時間がかかっちゃうんです😂

まとめ

話し方がパキパキっとしていて、字幕がついていても理解に時間がかかってしまう程の猛烈なスピードで話されていましたが💦、全体的にすごく「素直な方だな」という印象を受けました。

すごく「素直」な分、社会の中ではやりづらい部分もあるんだろうなと思います。

 

テンプルさんは自分で何かに秀でた分)社会性がどっかに…笑」と自分のコミュニケーション能力について下げ気味におっしゃっていましたが…💦

もし本当にコミュニケーション能力に難があったとしても、特に自閉症の子やその親御さんのために自分に出来ることから動いている=他の人のために自分の力を還元しようとされているので、「そういう形での社会とのコミュニケーションの取り方もあるんだよなぁ」と勉強になりました。

 

テンプルさんのことを描いた『テンプル・グランディン』という映画もあるようなので、


↑海外版

この映画もいつか観てみたいと思います☆

 

読んでいただきありがとうございました。

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